改憲問題 (ちくま新書) / 愛敬浩二

改憲問題 (ちくま新書)
 「解釈改憲最悪論」に簡単に「インフルエンザ」とレッテルを貼っているんだけど、現在の解釈改憲最悪論者の意図とか背景はともかくとして、立憲主義を取る以上は、解釈改憲ってのは憲法違反の美化であって、「最悪」の部類にいると思うんだけどなぁ。
 ゼミの教室を舞台にしている意図が不明。そうするのなら、本文中もずっと話し言葉にすべきだと思う。

参議院なんかいらない (幻冬舎新書) / 村上正邦、平野貞夫、筆坂英世

参議院なんかいらない (幻冬舎新書)
 濃いメンバーによる、噛みあっているのかいないのかよくわからん鼎談。タイトルにはもちろん前に「今のような」が隠れている。
 参議院比例代表制なんてとんでもないとか、参議院で1票の重さを問うなんてナンセンスだとかの主張は私の思いと共通で、そういうことを考えていた参議院議員がいたというのを知ってちょっと安心した。