上司は思いつきでものを言う

 タイトルでで「上司は思いつきでものを言う」と断言した時点でもう企画の勝利ですな。「バカの壁」と同様に。さすが橋本治。それ以前に「上司は思いつきでものを言う」というのが個人の内容によるものではなく普遍的な事実であることを発見したところから勝利が始まっているわけだけど。
 数ページで要約できそうだけど、それが1冊の本になるあたりが作家たる由縁でしょう。
 この内容と関連して、絶望的なことに気がついてしまった・・・。
 橋本治著、集英社新書ISBN4087202402:image