そのうち書こうと思っていたんだけど、「ランキングサイト」が大嫌いな理由(【絵文録ことのは】)ってエントリーを見かけたので、関連して。
素朴な疑問として「ランキングが上がってうれしいの?」ってことがある。ランキングが上がると訪問者も増えて、多くの人に読んでもらえるってことだろうけど、目的と手段が入れかわったりしてないかい?ランキングを上げることが目的になっていないかい?そのために、自分の書いた文章の後ろに「ランキングを上げるためにクリックをお願いします」みたいな文がしつこく挿入されているのって気恥ずかしくないかい?
世の中の仕組み(?)として、ランキングを上げようとがんばっても、それは読者をランキングサイトへ誘導しているということでもあるわけで、ランキングサイトの広告媒体としての価値をあげるためにせっせと働いているに過ぎないんよ。
スパム業者の中には、アフィリエイトと連動することによって、自らの手を汚さずにスパムを送らせているものが多い。たとえば、手元のスパムの中にあったhttp://www.awg6.net/?2028というURL、末尾の数字部分がアフィリエイト会員ごとに違っていて、このURLがクリックされると2028というIDの人にわずかばかりの金が入るという仕組み。会員はせっせとスパムを送りつける、業者は自らスパムを送るリスクもなくアクセスを稼げる。かくしてスパムは無限に増えていく。
で、ランキングサイト。スパムメールのようなプッシュではないから決して悪質でもなんでもないけど、自らあまり手を動かさなくても会員がせっせとアクセスを集めてくれるという点は共通している。いずれも考えたやつが頭いいってことやね。
アフィリエイトってのもあまりにたくさんあるとげんなりするんよね。「この人はアフィリエイトが目的で紹介しとるんちゃうの?」とか「ほんまにええと思っとるん?」とか色めがねで見てしまう。わずかばかりの金のために本心でもないことを書いてもなぁとか思う。
この思いは、あくまで「やたらたくさんのアフィリエイトがある」「使ってもいない商品のアフィリエイトが貼ってある」といったようなものに対してであって、アフィリエイト全体を否定しているってわけではないので念のため。
GoogleAdSenseって、アフィリエイト自体が文章に影響を及ぼさないのでいい仕組みだと思う。これならやってもいいかなと時々思う。
ちなみにこのダイアリーでの本やCDのアフィリエイトははてなに入ります。私が管理やっている某サイトのアフィリエイトは任意団体のサイトの運営費を出すためのものなので勘弁してください。
