新塩ビパイプスピーカー

 オークションで入手して以降、長いこと放っておいたKENWOODのKFC-C162がやっとで聞ける状態になった。
 これが現在の姿。ユニットは制振材をはさんでつば着き掃除口に直接ネジ止め。125掃除口-125エルボ-VU125パイプ12cm-125*100インクリーザ-VP100パイプ25cm-100キャップ。当初はキャップの代わりに100*150のインクリーザ。
 当初は典型的なパイプスピーカの、定在波バリバリの音。聞いていると頭が痛くなってきそう。吸音材を詰めこんでもすこしましになるくらい。低音はけっこう強いんだけど、「今夜はブギーバック」の重低音はバスドラにしか聞こえない。
 最初にやったのは中にパイプを仕込むこと。100-50のインクリーザにパイプをつけて中に置いた。パイプの先端はエルボーの中に出るくらい。これでずいぶん定在波は少なくなったけどまだまだ。
 ここまでは簡単にできるので、平日にちょこちょこ。

 次にやったのは段プラ。10cm幅で詰めこむ。隙間があるけど気にしない、というか、段プラがジャストであまりがなかったので対応しようがなかったりするけど。
 これで定在波のボコボコはほとんど解消できた。でも低音が強く出るわりに妙な共振がある。しかもブギーバックはブーンくらい。

 それでは今のメイン機と同様に底にバスレフポートをつけてみる。ダイソーのゴムの木まな板に穴を開け、おなじく穴を開けた100のキャップをネジ止め。キャップには25mmの給水栓用ソケットを接着剤で接着。
 この状態で聞いてみたら、全然別のもの。音はずいぶんと小さくなったけど、低音の厚みが増した。なんといってもブギーバックがぶ〜〜〜〜んと聞こえる。まだメイン機にはおよばないけど、聞ける範囲になってひと安心。

 ポートとしてパイプを突っ込んでみた(ポートは3cmほど長くなった)ら低音もさらに強くなった。このあたりはまだ調整のしがいがありそう。
 コーラス系の音がまだ若干こもりぎみだったのであえて吸音材をはずしてみたら弱干改善。エルボーの内側に制振材のあまりを貼ったのも効果があった。
 結局やった対策はメイン機と同じというのはちょっとつまらないけど、まぁ音が再優先ということでとりあえず納得することにする。