サンフランシスコとロスアンジェルスの自転車事情

 サンフランシスコはごっつい坂があるにも関わらず、けっこう自転車に乗っている人は多い。レンタサイクルの店もある。自転車専用レーンもそこかしこに見かける。古いスポーツ車(変速がないとこの町では非実用的)を大切に乗っているという感じがうかがわれる。ロードバイクはダブルレバーが当たり前、MTBはサムシフターが当たり前。
 ロスアンジェルスは車の町。ひたすら車がえらい。自転車の人はサンフランシスコに比べるとかなり少ない。自転車レーンも少ないし、イエローページを見ても、あの大都市に自転車店が10軒かそこらしかない。たまに見かける自転車は新しいフレーム、パーツのものが多い。マニアしか乗らないのだろうか。
 共通しているのは、泥よけがないこと。そもそも雨がほとんど降らないから不要。一度だけ、サンフランシスコでオーセンティックなスポルティフスタイルの泥よけつきの自転車を見かけたが、マニアの世界だろう。
 もう一つ共通しているのはがっちりとパーキングしていること。ホイールやシートポストをはずしているのもよく見かける。