2007-05-28 関ヶ原―誰が大合戦を仕掛けたか (PHP新書) / 武光誠 books なんかうさんくさげなタイトルの本もいくつか出している武光さんだけど、この本の着眼点はおもしろいと思う。武将ストーリー的になっているのはやむをえないけど、もう少し社会・経済的な意味の部分を突っ込んで書いてほしかったところ。 小早川秀秋が丹波亀山(今の亀岡)に封じられていたとは知らなかった。乱世の裏切り者の双璧の片割れ明智光秀も丹波亀山が最後の領地。この本によると、秀秋の筆頭家老は光秀の甥の娘の夫。地縁と血縁で2人がつながっていたとは。