久しぶりに塩ビパイプスピーカー

 どれくらい久しぶりかなと思って調べたら、昨年の1月28日以来。やっぱり同じくシクロクロス世界選手権の日。ということは国内でシクロクロスのレースがなかった日。まったくの偶然というわけではなくって、理由はあったわけか。
 まず1号機。なぜ1号機かという明確な理由はないけど、自分の心の中ではこれが1号機。
 使用ユニットはTangBandのW4-930SC。コーン紙に制振材の切れ端を貼り付けてある。ちょっと貼ってみたら高音がきれいに伸びていい感じなのでもう1枚、ちょっと太く切って貼ってみた。あえて180度ではなく120度の位置に貼ってみたけど、明確な理由はない。もう1枚貼ってみたい気もするけど、今は踏み切っていない。

 で、分解図。前回のJSP方式もどきのパイプを長くしみてた。同じ長さだと特定の低域周波数で共振らしきもごもごが出てくるので、長さをばらばらにしてみた。
 低音は期待通りに増強された。全体のバランスもいい感じ。

 でこちらが2号機。ユニットはW4-927SC。元々は上下のパイプのユニット側にストローを詰めこんだストローダクト方式だった。

 分解図。底からVP25のパイプが、上からVU50のパイプが伸びている。VP25の先端には気は心でストローダクト。組み立てた状態だと、ユニット背後の音は底まで降りてVU50のパイプの中を登って、VP25のパイプの中を下り、そこから出てくる。
 サウンド的には大成功。これまでのストローダクト方式でも十分低音は出ていたけど、それ以上に出てくる。高音の伸びが今ひとつとずっと思っていたW4-927SCからこんなに粒のこまかい高音が出てくるとは思わなかった。最初右だけ改造して聞いてみたら、低音も、ハイハットの音も大きく右側に振れて聞こえるほど、差は明らかだった。ただ、左側にVU50がない状態でもほぼセンターに戻ってきたので、VP25の長いパイプの方が大きな影響を及ぼしていて、VU50の効果は少ないようだ。
 ユニットの特性からか、中音域の厚さが不足ぎみではある。


 それぞれ一長一短で、今のところ、女性ボーカルなら2号機、それ以外なら1号機が気持ちいい。