演劇方面に専念してからの活動にはほとんど接触していないけど、私のとってケラは80年代の3大ポップスターの一人だった(あとは小西康陽と加藤ひさし)。そのケラが作った映画が「罪とか罰とか」。
「大爆笑の連続」みたいな映画ではないけど、ところどころにちらばっている強く小ネタに反応してしまった。「悪い人をつかまえるリスは?」とか「せいぜい三十七、八までだよ」とか。一方で話はきれいなテレコになっている(3つのストーリーの場合でもテレコっていうんだろうか)。
実は主人公は犬山イヌコ演じるマネージャなんではなかろうか。