キリンとサントリーの統合スキームを勝手に考えてみる

 「キリンとサントリー経営統合するためのたったひとつの方法」とかのタイトルをつけるのは恥ずかしいので回避。たったひとつちゃうし。
 なんかこのところの報道では持株会社対等合併されるというスキームが有力らしい。サントリーが非上場だということだとか、規模が違うので台頭合併にはしにくいこととか、社風が違うとかが障害だといわれているけど、持株会社統合スキームの最大の障害は「キリンは大きな医薬事業があるが、サントリーにはない」ということ。これでは統合がいびつになってしまう。
 で、勝手にスキームを考えてみた。


 中間持株会社を作るというスキーム。寿不動産のところはサントリーホールディングでも可。うまく調整して食品事業持株会社の出資比率を50対50の対等にする。これで上場企業キリンホールディングスの株式の4割を寿不動産が持つという事態は回避できる。サントリーホールとか美術館とかスポーツとかはその他事業の持株会社に移す。この会社の名前を単に「サントリー」にしてもいいかも。他にもアグリ事業を別の中間持株会社としてもいい。
 メルシャン、協和発酵キリンは親子上場ならぬ爺婆孫上場となってしまうが、それはそれでええのかな。協和発酵キリンを中間事業持株会社にしてもいい。