ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書) / 中川淳一郎

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)
 この命題は当たっていると思う。どんなものでも、普及すれば大衆のものになるし、大衆のものにならないと普及したとはいえない。大衆は先行する人(ウェブ用語で言うとギーク)から「バカ」に見えるのは当然。
 著者が指摘している「テレビの影響力の足元にもおよばない」ということも同感。「朝パラ!」で枚種紹介される週刊検索語ランキングを見ても、テレビで話題になったものだけが上位に入る。人のつながりをかえることはあっても、マスメディアを越える影響力を持つようになることはないと思う。マスメディアがIPネットワーク上に展開してくることはあっても。