- 作者: 森浩一
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/08/06
- メディア: 新書
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倭というのを人と禾と女に別けて考察しているけど、漢字って偏で意味を、旁で読みを表すんじゃなかろうか。つまり「ワと自らを呼ぶやつら」みたいなことで倭という漢字が採用されたのではないかと。漢字の専門家とも交流があるようなんだけど、筆者の主張する禾(あわ)に由来するという推論はむむむ、という感じ。
で、思ったんだけど、当時のチャイナ人から倭人は人と思われていたというのがこの漢字からわかる。東夷ではあるけど、夷狄のようにけもの偏ではないから。