古語と現代語のあいだ―ミッシングリンクを紐解く

古語と現代語のあいだ ミッシングリンクを紐解く (NHK出版新書)

古語と現代語のあいだ ミッシングリンクを紐解く (NHK出版新書)

 歴史ってのは勘違いや権威のもとで変わってしまうってことがあるってのはしばしば実感するんだけど、言葉にもそういうものがあるらしい。

 本題から少し離れた仮名遣いの話がおもしろかった。源氏物語枕草子も歴史仮名遣いで書かれたのではなく、明治以降、通常の仮名遣いである歴史仮名遣いに書き換えられて、通常の文章が現代仮名遣いになった後に古文だけ取り残されたんだとか。