女たちのサバイバル作戦

 最近よくある、文字が大きくて行間が広い水増し新書とは違って、かなり読むのに時間がかかる。
 相変わらずの上野節。珠玉の明察が散りばめられている。ところどころはやり言葉を入れたつもりで死語を交えてしまうのもいつものこと。
 日本の女性学は、というか、日本の論壇は上野千鶴子亡きあとのことを考えておかなければならないんじゃんかろうか。