- 作者: 神門善久
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/09/14
- メディア: 単行本
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農業は日本においてはナショナリズムの一部であり、過剰な評価があると思っている。神戸ビーフがアメリカのセレブに受けているとか、日本の果物をチャイナの金持ちが好んで食べるからといって、そういうものを生産できるのはごく一部。日本の農業全体が国際競争力があるはずもない。でも耳あたりのいい言葉だけが広まっていくんよね。
この本ではそのあたりの幻想をきっぱりと切っている。現実を見つめないことには予測も対策もできない。でも無理だろうな、ナショナリズムだから。