2007-05-22から1日間の記事一覧

越境の時 一九六〇年代と在日 (集英社新書) / 鈴木道彦

80年代にはよく見かけていたような文章だなと思った。 刑法的評価の対象という枠内でいくら行為を考察したところで、生きたみずみずしい人間の現実に到達することなどなるはずがないだろう。 176ページ。人間のみずみずしい現実を考慮せずに裁くからこそ刑事…

中国利権のタブー (宝島社文庫) / 青木直人

保守系政治家で親中国って立場は前から不思議に思っていたけど、要するにそれは利権だとこの本ではいっている。たしかにごっつい話だけど、でもそれだけではない、もっと深い何かもありそうな気がする。

靖国史観―幕末維新という深淵 (ちくま新書) / 小島毅

明治維新へつながる尊皇攘夷思想が水戸学によるもので、それはチャイナ生まれの思想から始まっているってことは知っているし、靖国神社が明治政府の英霊を祀っているってのも知ってはいたけど、その間をつなぎ、さらにそのはるか以前から現代までのいろんな…