2009-12-31から1日間の記事一覧

1年を振り返ってのベスト5

去年に引き続き。 貧民の帝都 (文春新書) / 塩見鮮一郎 - パンクはいつも突然に テロリズムの罠 / 佐藤優 - パンクはいつも突然に 歴史と外交─靖国・アジア・東京裁判 (講談社現代新書) / 東郷和彦 - パンクはいつも突然に 愛国と米国―日本人はアメリカを愛…

戦場取材では食えなかったけれど (幻冬舎新書) / 日垣隆

日垣隆と戦場取材というのは結びつかなかったけど、これも鋭い指摘があっておもしろかった。 ポル・ポト派の虐殺にもでっちあげ説があるというのは全く知らなかった。日本ではアンチチャイナかアンチコミュニズムかの文脈(しばしばその両方)でしか語られない…

日本語教のすすめ (新潮新書) / 鈴木孝夫

「こんな大御所が新書を書くんかい」と思ったけど、過去にも何冊か新書書いとるんやね。

民主主義が一度もなかった国・日本 (幻冬舎新書) / 宮台真司, 福山哲郎

共著、対談の形を取っているけど、ほとんど宮台真司が話しっぱなしやん。 いろいろはっとする話はちらばっている。

ねる燗

etc

チャイナ産ではないようだけど。 ちなみに販売のクレジットはここで製造のクレジットはここ。

外来生物クライシス (小学館101新書) / 松井正文

昔5年の科学か6年の科学かで日本で繁殖しているセキセイインコが紹介されているのに興味を持って、それ以来帰化生物(最近はそうは呼ばんけど)の話は好き。 ちなみに著者とこの動画の冒頭で絶叫している人と名前が似ているのは偶然ではないらしい。

奪われた「三種の神器」-皇位継承の中世史 (講談社現代新書) / 渡邊大門

現実と理想がマッチしなくなった時にルールを変えるのではなく解釈を変えてルールにあっていることにするというのは、日本国憲法9条の扱いにも通じるものがあると思う。 人名が2度めに出る時に姓が省略されているけど、ずっとフルネームを書いてくれた方がは…

医療崩壊の真実 (アスキー新書) / 勝又健一

医師でも官僚でもジャーナリストでもなく「医師採用コンサルタント」という肩書きを持つ人が書いた本で、弁解でも非難でもない視点。 この本の記述とは直接関係ないけど、最近日本医師会が「勤務医は大変なんです」ってCM流しているけど「開業医の待遇優先で…

ぼくらの頭脳の鍛え方 (文春新書) / 立花隆・佐藤優

なんか微妙に話が噛みあっていないところもあるが、それがまたおもしろい味を出している。 読みやすい新書ばっかり読んでいる身としては、とてもこんなに古典を読む気になりません。

学歴分断社会 (ちくま新書) / 吉川徹

現象としてはそうなんだろうけど、学歴はパラメータじゃなくってリザルトなんじゃないだろうか。パラメータは経済力だとか、家庭環境だとか、親のインテリジェンスとかだと思う。

「夜のオンナ」の経済白書 ――世界同時不況と「夜のビジネス」 (角川oneテーマ21) / 門倉貴史

世界の夜の女の商売の現状を広く紹介していて、それはそれでおもしろいけど、それ以上の広がりはあまりない。

戦争ができなかった日本――総力戦体制の内側 (角川oneテーマ21) / 山中恒

要するに戦時中の統制経済は全く成功していなかったという話。 傍線がうっとうしい。しかも重要なところでも、見落としやすいところでもないところに引かれている。

敗戦と赤線 (光文社新書) / 加藤政洋

終戦後GHQの「防波堤」として売春設備を作った話は知っていたが、戦中の戦況厳しき折りでも、軍部が軍需工場の側にせっせと売春地帯を作らせていたというのにはあきれるやら感心するやら。 東京パレスが小岩にあったというのは知っていたけど、場所が初めて…

道路整備事業の大罪 ~道路は地方を救えない (新書y) / 服部圭郎

道路ができることによってかえって地方中堅都市が抜け殻になるってのは確かに真実で、事例は枚挙にいとまがないけど、じゃあ道路を作らずにそこに住んでいる人たちに消費生活の快楽をがまんしろというわけにもいかない。地元の商店主の生活を守るために価格…

Dynamiteを予想するよ(妄想レベル)

魔裟斗 VS アンディ・サワー 決め手を欠き判定で魔裟斗 ゲガール・ムサシ VS ゲーリー・グッドリッジ ムサシがパンチの連打でノックアウト。 青木真也 VS 廣田瑞人 1ラウンド5分、腕ひしぎで青木。 アリスター・オーフレイム VS 藤田和之 藤田がロープ際に押…