/デフレと円高の何が「悪」か (光文社新書) / 上念司

デフレと円高の何が「悪」か (光文社新書)
 結局何が悪かは肚に落ちないまま。「経済なんて悪くてもそれなりに生きていけるでしょ」と思っているからだろうけど。
 「国民の貯蓄があるから財政赤字でも大丈夫」というのは金の流れからは理解できても感情的には納得いかない。個人レベルに置き換えたら「そのうち貯蓄額と同じだけの税金かけるぞ」といっているのと同じような気がする。

ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)/ 堤未果

ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)
 今や衆議院議員夫人、というか、ばばこういちの娘だとは知らなかった。ばばこういちの「納得いかないコーナー」は本当に納得いかないと同感する話と中学生から見ても単なるクレーマーみたいな話の両極端だったような記憶がある。
 最近のオバマ医療改革に反対するtea partyでもそうだけど、国民が野垂れ死んでも資本主義の原則は曲げないって思っている人がたくさんいるアメリカってそれはそれで筋が通っているのかもしれない。