アマゾンの全頁検索に米作家団体が反発

 作家側にとってみれば本が売れないと金が入ってこないけど、Amazonの場合は本が売れなくても検索ページへの広告で金が入ってくる。作家側にとっては「プラスかマイナスかわからん」けど、Amazonは「確実にプラス(初期投資が回収できるかは別にして、ランニング的には)」。著作物の一部を使って儲けるのに著作者に分け前がない(かもしれない)ってことはおもしろくないやろうね。
 ふと思ったんだけど、小説はともかく、それ以外の本では、その書物のほんの一部だけあれば用がすむってこと多いよね。特に雑誌。別の見方をするなら抱きあわせ販売。CDのカップリング曲でもそうだし、著作物ってこういうのが堂々とおこなわれとるんよね。
 もちろん紙とかCDとかの媒体を通じて流通していたときには、いくつかのコンテンツが相乗りすることによって、個別の場合よりも流通コストが安くなるというメリットはあっただろうけど、電子で流通することもできるようになった今となっては「いらんもんまで買わされとる」感が強くなっとるよね。
 ちなみに、私の推測とは違って、Amazonは電子出版をもくろんでいるんでなくってあくまで書物を売りたいらしい。全文データはほとんどAmazonがスキャンしたものらしい。ソース:アマゾンが仕掛ける「書籍のグーグル」は成功するか