ICタグで給食用食材の履歴を管理、業界団体が2月に実験

 一連の過程でICタグに書き込まれた情報は、最終的にグリーンハウスのサーバーで一元管理される。このサーバーには別途、農家の生産者が毎日ノートに記載している農薬散布や、野菜の種類別の栄養成分に関する情報も格納する。消費者は食堂に設置したパソコンを使って、サラダに使われた野菜の生産者や収穫日、栄養成分などを自由に確認できる。

 無線ICタグとかデータの標準化とかの技術的、システム的な問題よりも、生産者がまめに正確なデータを投入することが、あるいはそうしたくなるような仕組みを作ることが一番の課題だな。