はてな社長の夢

ロードレーサーが、ギアの機構などを進化させて完成形に近づいていったように、ネットが道具として完成していく過程で、エポックメイキングな進化がたくさんあるだろう。キーワードで日記をつなぐというシステムも進化の一つ。こういった進化を自分の力で世の中に残すことができれば、これほど嬉しいことはない」。

 はてなはSISか、ビンディングペダルか、STIか。

 「例えば、1億円稼いだとか、いい車を乗り回しているとか、そういうことは死ぬ時の自慢にはならない。でも『インターネットでたくさんの人が当たり前のように使っているあのサービス、実は僕が考えたんだ』と言えたら、それは死ぬときに自慢できる。そういうものをたくさん作りたい」。

 お金が目的でIT関連ビジネスをやっている人は東京にはいっぱいいるし、誘惑も多いだろうから、毒されないでほしいと切に願う。
 某社の社長も「死ぬ時に『人類に貢献したなぁ』と思えるようになりたい」というようなことをいっていたけど、彼は祖母も父もその会社の社長だし、人類に貢献しそうなことを直接やっていたのではなくってそこを監督したいるだけ。思いは似ているけど、中身はずいぶん違うような気がする。