副作用は覚悟していた

われわれのやろうとしていることは、レコード業界の保護ではなくて、著作権者である作詞家・作曲家・実演者の保護です。

 というのがうそっぽいなぁ。「流通がしっかりしていないと酒税が回収できない」という理屈と同じ。
 ついでにいうなら、法律的には実演者は著作権者ではなく著作隣接権者。

多少の誤解があるかもしれませんが、現状、CDの再販制度は一定期間のみ価格を保護するもの。著作権法が改正された場合、日本レコード協会はその期間を最長で1年にするとしています

 1年たってちょっとだけ装いを変えて新発売ということにして再販価格維持制度適用を維持し続けるってのがおこなわれているのをみてもわかるように、これはあんまり意味がない話。

(日本のレコード会社が)アジアに進出できれば薄利多売でもっとCDの価格は下がると思います

 アジア進出はこれまでもアジアに進出してきたけど、そこで値段が下がったことなんてあった?他の商品とで代替がきかない著作物がどこでも同じ価格で売られているという無競争状態で価格が下がるとは思えない。なにを根拠にこんなことを思うのか、聞いてみたい。