エースをねらえ

病室に「エースをねらえ」全10卷があったので読んでみた。「テニス人口は多いのに世界で戦える選手はいない」「ジュニア年代までは世界レベルなのにその上はお話にならない」「学校単位でやってて、卒業するとやめてしまう」「ジュニア年代から日本選抜を作って強化しよう」「ジュニアの選手を海外に出して経験させよう」「外国からコーチを招こう」「トップ選手のプレーを見てもらう機会を作って普及させよう」「小さい頃から始めてほしい」ってな協会の動きに岡ひろみや周辺の人たちが乗っていって成長するって話。
いまとなっては新しい主張ではないけど、30年前の作品やからねえ。世界レベルで選手が活躍する競技はたいていこういうことができているように思う。逆に、いまだにこういうことのできてない競技団体は不振という印象。JCFについては「一部やっとることは確かやけど、またまだ中途半端」ってとこかな。
あの時代(東京都知事が美濃部さんだっころ)にジュニア年代からのエリート選抜なんてこと、まずありえなかったでしょうね。当時は「マンガの中の絵空事」としかとらえられてなかったのかも。