相部屋の患者さん

 入院して案内されたのは2人部屋。2人部屋は術後室に使われるので、予想通り。ところが、相部屋の人がどうも術前でも術後でもないっぽい。なんでだろうと思っていたがやがて理由が判明。突然ベッドか何かを叩いてリズムを取る、なんかの詩を朗読(というか暗誦か)しはじめる、夜中に何度もトイレにいく、しかもベッドにぶつかる、イビキをかく。病院としても、個室に入れるほどでもない(というか、個室は特別料金だろうし)から、手術後の患者さんに1日だけつきあってもらおうかということで、ここに埋めこんでいるんだろう。
 相部屋の人がなにかとさわがしかったわりに、私自身はやたらよく眠った。術後の痛みも、前回同様ほとんどなかった。そのおっちゃん(ちゅうか、じいちゃんに近い)によると、ずっとうめいている人もいるという。