果てしなく空虚なバージンブルー

 LEADバージョンの「バージンブルー」聞いていたら、なんか聞き覚えのない歌詞が。

闇に向かってアクセル 果てしなく空虚な道

 元は違ったはずだと思って悩んでいたけど思い出した。

闇に向かってアクセル ポニーテールが震えた

 ううむ、確かに今どきポニーテイルなんてまず見かけへん。でもこの代替の歌詞はなんじゃいな。象徴詞的に間接的に描写している元の詞とは対照的に気持ちをそのまましゃべってしまうなんて浅すぎ。そもそもこの詞を貫いているのはむなしさじゃなくって不安感だから、ここだけが浮いている。さらには、「空虚な」なんて漢語はメロディに乗りにくい。
 お、「心にはいつもジャックナイフ」が「こころにはいつもブルーライト」になっとる。世間の情勢に配慮したのか?「抑えきれないテンション」も違ったような気がする。テンションって単語がだれでも使うようなメジャーになったのはせいぜい10年くらい前だからね。
 メロディも微妙にところどころ違っていて、甘ったるくなってしまっている。
 検索していて気がついたけど、サリーの杉山洋介ってparis matchのメンバーやったんや。「♭5」は散々聞いていたのに。元々作曲のセンスがあるなと思っていたし、実際に少年隊のシングル「封印LOVE」作曲したりと活躍しかけていたけど、こんなに出世しているとは。うれしい。