ジャパンカップ有料化・・・

 あちこちにコメントした話も含めて、思いとツッコミをまとめてみる。
 ジャパンカップサイクルロードレース有料化の詳細がcyclingtime.comに掲載されてる。まずオフィシャルサイトにしっかり書いていないってことが気に食わない。
 有料エリアはスタート/フィニッシュ地点から古賀志林道のピークまで。つまりは今までほとんどの人が見ていたエリア。あまりもエリア広すぎ。
 cyclingtime.comには「エリア内には大型ビジョン設置を予定しております。」と書いてあるけど、どう考えても林道の登りエリアには設置スペースがないから、スタート/フィニッシュラインに設置されるくらいだろう。
 サイクルロードレースのファンが増えてきたとはいえ、この中途半端な時期に中途半端な有料化。もうちょっとがまんすればスポンサも集まり、財政的に潤うだろうし。ゴール前の特別席とかは別として、これだけ広い、しかも見どころのエリアを有料にするってのは自転車先進国でも例がないらしい。
 そもそも林道という公共の施設(林道は農林水産省の管括で、国土交通省の管括する「公道」にはあたらないかもしれないけど、公共であるのは変わらない)を
利用しておこなうイベントを有料化するってのは問題あるんじゃないか。たとえば、警察は「マラソン大会の正式名称にスポンサがついている場合は道路の使用許可を出さない」という方針を貫いているはず。
 実は、有料化の真意は観戦者を減らすことではないかと推測している。Tour de Franceの中継で見る峠の風景には及ばないが、ピークにはかなりの人が集まっていた。主催者側にとってあの人数は脅威なのだろうというのは想像がつく。でもそれを克服してこそ初めて世界水準のレースになるんじゃなかろうか。
 ジャパンカップが1,000円の価値があるかというと、個人的にはあると考える。ジャパンカップがペーパービューで1,000円だったら間違いなく購入すると思う。実際には1,000円を払って入場すると思う。でもこの有料化には納得がいかない。
 今年はジャパンカップがワールドカップになった年から満10年。アルカンシェルではなくワールドカップリーダジャージで走ったMusseeuw、最終周回の登り口でアシストの役目を終えて離れていくRebellin、そのRebellinのアシストが実り優勝したGianetti、日本人で初めてロードレースでワールドカップポイントを得た今中、観客にサドルを押されているロードレース好きの地元の競輪キング神山雄一郎、ワンラップされた橋川(id:hashikawa)、観戦していて「あきたけん!」と声を掛けられていた秋田謙、前日のアマチュアレースであずみのの取材に来ていたid:reikon(たぶんreikonと話したのはこの時が初めて)、前日いっしょに行動した源さん、MIKIさん。すべてが懐かしい。