大みそかの格闘イベントの感想を書きとめておく

桜庭和志 VS 船木誠勝

 思ったよりも船木が健闘したってところか。

山本“KID”徳郁 VS ハニ・ヤヒーラ

 だいたい予想通り。ヤヒーラはもう少しなにか工夫が欲しかったところだけど、それをさせない力がKIDにあったということじゃないかな。

ボブ・サップ VS ボビー・オロゴン

 グラウンドまでもつれこんだのはちょっと予想外だけど、あの作戦だったらつかまえて倒すしかないだろうな。

魔裟斗 VS チェ・ヨンス

 予想通りの結末になる直前でタオル投入。惜しい。チェはローのディフェンスはひととおり練習していたのが好感持てる、というか、これからが楽しみ。

ニコラス・ペタス VS キム・ヨンヒョン

 予想通り。でもそれを成しとげたペタス、えらい。

武蔵 VS ベルナール・アッカ

 思ったよりアッカのパンチが当たった。ただ回数が多いだけで、武蔵にはほとんどダメージがなかったっぽい。

田村潔司 VS 所英男

 田村のパンチがかすってぐらっときたところまでは予想通りだったんだが。これだけ体重差があっては所の寝技も活かせない。ミスマッチ。

ミノワマン VS ズール

 逃げ回るのはいいとしても、全然攻撃の糸口がつかめてないままだった。一本背負いだけが見せどころだった。寝技の防御はさすがだったけど、あくまで防御。

メルヴィン・マヌーフ VS 西島洋介

 こいつはいつまでたっても寝技が上達しないな。練習はちゃんとしとるんやろうけど、あっという間にマウント取られてしもうた。

宮田和幸 VS ヨアキム・ハンセン

 宮田の打撃はずいぶんと進歩したように感じたけど、ハンセンレベルにはまだ力不足。

HIROYA VS 才賀紀左衛門

 紀左衛門のキックってかっこええな。ただほとんど防御されたし、パンチはパワーがなかったし、このままじゃあかんなと思った。

久保賢司 VS 雄大

 時間がありあまっとるのに第2ラウンドをカットするなんてどういう了見やねん。

HIROYA VS 雄大

 これまだ第2ラウンドカット。HIROYAの方が手数が多くて優位かなと思ったんやけどなぁ。


 続いて「やれんのか!」。

エメリヤーエンコ・ヒョードル VS チェ・ホンマン

 あまりにも予想通りなんでびっくり最初のエスケイプだけでもほめてあげたい。

青木真也 VS チョン・ブギョン

 チョン大健闘。地上波中継の関係か、これがファイナルマッチになっていた。このマッチも地上波で放送してほしかった。

長谷川秀彦 VS 桜井“マッハ”速人

 長谷川の寝技をほとんど見られなかったのが残念。つまりはマッハお見事。

三崎和雄 VS 秋山成勲

 三崎のパンチが入ったのはラッキーで、しかもそのあとの秋山のぐらつきにうまくキックがあわせられたのもラッキー。パンチの技術は秋山の方が上だったけど、打たれたあとのリカバリー、打たれ強さが勝負を分けたんじゃなかろうか。

石田光洋 VS ギルバート・メレンデス

 かなり高度な試合なんだろうってのはようわかったけど、見ている方としてはもう少し変化が欲しかった。

瀧本誠 VS ムリーロ・ブスタマンチ

 瀧本は総合格闘家として、このレベルの選手と対等に戦うほどには達していないような気がする。

川尻達也 VS ルイス・アゼレード

 途中で決着が着くかなと思っていたけど、結局判定へ。判定に持ち込むってのも実力のうちなんだろう。

ローマン・ゼンツォフ VS マイク・ルソー

 ルソーがずいぶんよくなってた。


 どちらのリングも中央には「創世のエヴァンゲリオン」(やったかな?)のロゴ入り。「やれんのか!」の一部地上波中継が実現したのにはこういう背景もあったんやね。TBSの中継で高橋克典がナビゲータなのも「サラリーマン金太郎」とのからみってのが見えてきた。