新左翼とは何だったのか (幻冬舎新書) / 荒岱介

新左翼とは何だったのか (幻冬舎新書)
 ほんまに安保反対と国民の多くが思っていたのだろうかという疑問は前々から持っていた。著者はあったという前提で書いているけど、あくまで東京からの視点。地方の人がそこまで実感を持ってはいなかったんじゃないかというのが最近の推測。高度に資本主義が進展したところで共産主義革命が始まるという理屈なんだからそれでいいという開き直りは可能だけど。
 リファレンス本として役に立つと思う。