働き盛りの種牛

 遺伝子検査で陽性となった「忠富士(ただふじ)」は、働き盛りとされる7歳。5〜13歳のエース級6頭のなかでも今年、最も多くの精液の採取が計画されていた種牛だ。

 ひたすら精液を採取されるのを「働き盛り」と表現するのってどやねん。実際のメスを相手に種付けする(今でもそうですよね?)種馬ならなんとなくわかるが。しかし肉牛と競争馬とではえらい違いだ。
 「スーパーエース6頭を別のところに隔離する」というニュースを聞いたときは「分散しとかんと、感染したらそろって討ち死にやで」と思ったけど、分散したらしたで病気の拡散を助長するリスクもあったわけで、どっちが正しいかったかは結果だけでは判断できないだろうね。