FIFAワールドカップ決勝の組み合わせを見て「あちこち植民地を作りまくった国同士やな」と思った。「そういえば戦争したことなかったかいな」と思って、wikipediaとかでいろいろと調べてみた。
- 現在のスペインのところにあったカスティーリャ王国のイザベラ女王とアラゴン王国のフェルナンド王が結婚して、その娘がハプスブルグ家に嫁ぎ、カルロスを産む。
- カルロスはフランドルやネーデルランドで育ち、ネーデルランドを継承するブルゴーニュ公となる。
- カルロスにはカスティーリャ王の地位も転がりこんでくる。
- さらにカルロスはハプスブルグ家の当主の地位も転がりこんでくる。
- さらにカルロスには神聖ローマ皇帝の地位も転がりこんでくる。
- カルロスの死後、オーストリアは弟のフェルディナントが、ネーデルランドやスペインは息子のフェリペが継ぎ、2つのハプスブルグ家ができる。
- フェリペの時代に、経済力を蓄えていたネーデルランドが独立運動を起こす。都中で南部の州が脱落。これが後のベルギー。
- 独立戦争はなんやかやで80年続くが、ウェストファリア条約で独立確定。
- 戦争での消耗やぜいたくでスペインは衰退、入れかわるようにオランダがアジアへ進出。
- その後共和制を経て、諸候のひとつがオランダ王家となる。
- 現在のスペインの王室はフランスのブルボン朝の流れを組んで入る。
王家の所領から国家へと移りかわる時期を象徴するような独立だな。