やっぱり京都大学はしっかりしているな

 京都大は9日、電車内で痴漢をしたとして、京都府迷惑行為防止条例違反などの罪で有罪判決が確定した法学部4年の男子学生(26)を放学(退学)処分にした。

 京大などによると、男子学生は3月16日、京阪本線の車内で女子大生の太ももを触った疑いで東山署に逮捕され、5月20日に京都地裁で罰金30万円の判決を言い渡された。法学部に調査委員会を設置し、男子学生に接触を試みたが応答がなかった。

 西村周三副学長は「女性の人権を踏みにじった卑劣な行為。おわび申し上げる」と謝罪した。

 法律上の有罪が確定するまで(記事には書いてないけど、たぶん確定している)処分をおこなわなかったのは、推定無罪という建前からして法律的には正しいと思う。

 一方で、首都大学東京は、刑事事件になったわけでも民事訴訟になったわけでもないのに学生は退学、指導教官は諭旨解雇。基準はなんだ?マスメディアとかネットが騒いでいるかどうか?体面とかイメージを気にする民間企業でもそこまで強引なことはできへんで。

 首都大学東京の学生が「ドブスを守る会」と称して通行人の女性を撮影し動画サイトに投稿した問題で、首都大学東京は6日、システムデザイン学部インダストリアルアートコースの久木元拓准教授(43)を諭旨解雇の懲戒処分にした。

 首都大学東京によると、准教授は学生指導教員で、6月上旬、ゼミで学生2人=退学処分=が作成した女性の映像を視聴。その際、動画投稿サイト「ユーチューブ」などに投稿しないよう指導したが、制作自体はやめさせなかった。准教授は「学生に考えさせた方がいいと思った」と話しているという。

 また問題発覚後、大学の調査に対し当初「映像を見ていない」と虚偽の説明をしていた。

 首都大学東京原島文雄学長は「誠に遺憾な事態で深くおわびする」とコメント。再発防止策として人権や倫理意識向上に向けた対策会議を設置することなどを決めた。