なんてやさしいんだ、日本のメディアは

 FIFAワールドカップでの日本チームの1次リーグ敗退が決まったわけだけど、なんか日本の新聞、テレビって妙にやさしくないか。いいところをほめるのはいいとして、悪いプレイ、悪い采配に対してはきちんと批判しないことには次につながらないだろうに。
 プレイや采配への批判が人格批判になってしまうのは見苦しいけど、それを避けようとするあまりに批判すべきことも批判しないってのはおかしい。
 いろんな新聞読んでみたけど、読みごたえのある論評、コメントをしているのはトルシエだったり岡田武史だったりリトバルスキーだったり。「さすがプロの目」ではあるけど、プロである新聞記者だってもの書きのプロのはず。要するにプロらしい見方をできる記者がろくにいないってことである。そんなんで的確な批判ができるはずもない。