緑の紳士は皇族につながる家系だった

 筑波宮司の長男で元早稲田大教授の常治(ひさはる)さんは昨秋、本紙に「(A級戦犯合祀について)父は『戦争の犠牲者の合祀が終了してから考えたい』と話していました」と証言。

 あの身にまとうものはすべて緑だった筑波さんが靖国神社宮司の息子というのも驚いたけど、山科宮家に連なる人とは。確かに高貴なお顔立ち、お上品な話し方だったような記憶。研究内容も山科鳥類研究所とも通じる生物学だし、主張も「自然は偉大だよ」みたいな、一種アニミズム的だったし。
 「なんでも緑」の筑波さん、喪服はさすがに黒だったけど、裏地はやはり緑だったとか。