「ビートルズ無断演奏で逮捕」は当然

 著作権ネタが続きます。
 ビートルズの曲を演奏していたスナック店主が逮捕されたけど、あたり前の話だと思う。人の考えたもんを勝手に使って売上をあげて利用料も払わないのは、人の自動車を無断で借りて宅配業やって使用料も払わないってのと似たようなもん。「複製できる」「使うたって減るもんちゃう」というのが違うけど。
 JASRACの課金方法やその配賦基準がかなりええ加減だとか、せっかく払った著作権料がJASRAC自体の運営費でけっこう消えているんじゃないかとか、JASRACへのツッコミどころはたくさんあるけど、だからといって著作権著作権料を無視していいという話にはならない。
 ヨーロッパでは投げ銭をもらったストリートミュージシャンが演奏終了後著作権料を納めに行くらしい。といっても、これは20年以上前にJASRACが作ったパンフレットからの受け売り。韓国やチャイナが著作権後進地帯だとあげつらう人も多いけど、欧米基準から見たら日本だって似たようなもんなんだろう。blogの文章や写真の扱い見ていても、著作権という考え方が浸透しているとは思えない。
 日本からのYouTubeへのアップロードで違法ものの割合が高いというのも著作権後進国だからだろう、と断定するのは単純過ぎるかな。