3種類の日本教 日本人が気づいていない自分の属性 (講談社+α新書) / 島田裕巳

3種類の日本教 日本人が気づいていない自分の属性 (講談社+α新書)
 3種類の属性分類は意味があるだろうし、占いなんかよりもはるかに有効だと思うけど、それがなぜ「教」なのかが理解できない。本人の本職が宗教学者ということくらいか。
 例によって、細かいツッコミどころがいっぱい

調べたわけではないので、はっきりとはいえないが、不祥事を起こす警察官は、警察一家に生まれていない人間なのではないだろうか。

 114ページ。警察のおえらいさんが、警察官である息子の不祥事を隠そうとしていたって事件がなかったかいな。警察官 息子 不祥事 - Google 検索

この2人が東大の出身者(堀江は中退)であったことは示唆的で、他の大学の出身者でこうした方向に進んだものはいない。

 148ページ。えらくまた断定的な。過去のインサイダー取引容疑者がすべて東大卒だったとでも?

注目すべきことに、情報化社会の進展に強い期待を寄せ、その推進を訴える論者のほとんどが慶應の出身である。

 150ページ。その論拠は梅田望夫さん、坂村健さん、村井純さんらしい。たった3つの事例で「ほとんど」と断言してしまう、とても学者とは思えない度胸が素晴らしい。