「仙谷やめろ」「馬淵やめろ」と叫んでいる人は工作員

 ってのはおおげさだけど、ここで馬淵大臣なり、仙谷長官なり、さらには管首相なりがやめたりしたら、中国共産党政府は「わが国の領海内でわが国の漁船に不当に体当たりし、不当に拘束したことを認め、その責任を取ってやめた」と喧伝するだろう。国際社会から「あほいうな」と相手にされなくても、国内には検閲を受けたそのような意見が渦巻く、あるいは渦巻いているように報道されるだろう。そうなったら、将来にわたって、たとえ共産党政府でなくなっても遺恨が残る。もちろん、日本国内でも激しい屈辱感がたれこめるだろう。

 国益を重視する人は、たとえどんなに民主党政府に反対でも、「絶対馬淵はやめるな」「絶対仙谷はやめるな」と主張すべき。それが屈辱を招かない道。

 海上保安庁長官は内閣の一員ではないけど、逮捕した当事者なので同様にやめるべきではない。対チャイナという観点からし引責辞任してかまわないのは検察のトップだけ。