中学校の同級生が立候補していたということで結果を気にしていた大分市議会選挙(当選おめでとう)。結果を見てみるといろんなところが昭和だった。定員が44人なんだが、
- 新産業都市政策で進出してきた企業の職場単位の労働組合から6名当選。旧民社党系。
- 社民党系が8人。うち3人は市の労働組合出身。
- 合計すると労組が未だに強い状況。
- 自民党議員は土建屋さんが多い。
- 公明党が少ない、というか地方はみんなこんなもんかな。
- 共産党が少ない、というか京都が多いだけか。
- 維新の会がいない、というかまだ関西ローカルの世界やね。
というか、30年前と構造的にはあまり変わらんのじゃなかろうか。
これが悪いというわけでも、時代遅れというわけでもない。これが現状、民意なんだから。中央の動向が日本全体の動向だと思っていると間違いだというのだけは確実。
任期満了に伴う大分市議会議員選挙は24日投開票され、44議席が決まった。自民党は公認した14人のうち13人が当選を決めたが現有の15議席を下回った。民主党は公認した3人全員が当選したが、議席数は前回(2009年)より1減。みんなの党は県内の議会で初となる議席を獲得。公明党は1増の6議席。社民党は公認した5人全員が当選した。投票率は51.68%で前回を5.88ポイント下回り過去最低だった。
当選者数は現職36人。新人は立候補した14人のうち8人が当選するなど善戦した。女性は2人で前回と同じ。
自民党は昨年12月の衆院選で大勝した勢いを生かせず厳しい結果に。民主党も現職の1人が前回の半分以下に票を減らすなど、衆院選での逆風を受けた形となった。
第三極ではみんなの党が念願だった議席を獲得し、今夏の参院選に向けて足掛かりをつかんだ。
公明党は11年の県議選で現職1人が抜けた分を補い、勢力を取り戻した。
共産党は1997年以来守り続けてきた4議席から減らし、議会内交渉権を失った。
社民党は会派の社民クラブの8人全員が当選。全国的に退潮傾向が続く中で存在感を発揮した。
無所属のうち進出企業の労組出身者らで構成する新市民クラブが6人全員、社民党系の社民クラブに所属する現職の市職労出身者は3人全員、民主党系のおおいた民主クラブの1人がそれぞれ当選した。この他の無所属は現職1人、新人2人が議席を確保した。