日本共産党 (新潮新書) / 筆坂秀世

日本共産党 (新潮新書)
 こっちの方がよっぽど「宗教としてのバブル」よりもよっぽど宗教的。
 日本共産党内部の論理展開の愉快さを楽しめる本。しかし、楽しんでいるうちに、程度の差はあれ、日本のさまざまな組織で共通のものがあるんだろうなと思った。「うちにもおるで、こんなことゆうとるおっさん」とつぶやく人もあるだろう。もしかしたら日本だけでなく人類普遍かもしれんけど。「おもしろうて、やがて悲しき、日本共産党」字余り。