強引な大外刈り

 石井の決勝戦を見ていて「ああ、そんな強引な技掛けたら返されるで」と思うシーンがあったけど、返されることもなかった。やってる本人も返されない自信があるからやっているわけで、ほんま自分の強さを確信したんだと思う。
 しかし相手のウズベキスタン人、どう見てもモンゴロイド。あのあたりのスポーツ選手ってコーカソイドしか見たことなかったのでかなり新鮮な驚き。
 塚田が投げられるところ、まるで自分から相手の背中の上に乗ったように見えるけど、何度か見ているうちにその直前の小さな布石があって塚田を招きこんだのがわかった。力だけでない、相手の強さが見えた。
 しかし最重量級って、男子はスタミナ切れが目立ち、女子は強引な寝技が決まるのが目立ち、他の階級との違いが際立っていた。柔道としておもしろいかどうかはともかく、その点は興味深く見た。