元厚生省事務次官襲撃ってテロなん?

 とふと疑問に思って、そもそもテロリズムって何?ということで、wikipediaにあたってみる。

テロリズムは暴力が関わる複雑な現象である。テロリズムの中核的な概念は「社会への何らかの訴えかけが意図された、物理的被害よりも心理的衝撃を重視する暴力行為」であると捉えることができる

 確かに心理的衝撃は強い。でもそれを意識してのものなんだろうか。

 年金問題に怒りを覚えているとしても、それが当時の責任者の命を奪うことにつながるとは思えない。普通そういうのは現役に向かうことが多いんじゃなかろうか。しかも官僚よりも政治家に向かうだろうし。過去の政治家の暗殺のように、「こいつがいると○○のためにならない」みたいな思い込みをベースとして。
 憂国の志士みたいな人だったら社会保険庁の組合関係者に向かうかも。
 いずれにしても、それがまったくもって年金問題の解決にはつながらない。というか、ますます混迷するだろう。
 となると、なんらかの主張があっての殺人ではないように思える。個人的な恨みか、通常の精神状態でないことによる犯行というあたりなんではないかと。

 某隊長が一時的にほのめかしていたような意図がある可能性もあるかもと思う。つまり、厚生労働省もかかわる案件に対する「おまえら、ほどほどにしときや」的な脅しという可能性。

 でもなんでマスメディアはテロと決め付け(たとえば元次官宅連続テロ : 特集 : YOMIURI ONLINE(読売新聞))たがっているんだろう。それも気になるところ。