なんかひどいおわび声明

おわび:「ネットに犯行示唆?」の見出しと記事=11月19日付朝刊

 19日朝刊「ネットに犯行示唆?」の見出しと記事を掲載しましたが、書き込みがあった時刻は事件前ではなく、事件の報道後でした。おわびして訂正します。

 ネット上のサイト「フリー百科事典・ウィキペディア」に犯行示唆と受け取れる書き込みをしたとする人物が19日「たいへんなご迷惑をかけました。私の書き込みは事件後です」との文書を同サイト内に掲載しました。

 「ウィキペディア」に表示される更新日時は設定を変えない場合、自動的に日本時間より9時間遅れとなる「協定世界時(UTC)」になります。書き込み日時は11月18日午後0時27〜32分でしたが、UTC表記のため実際には9時間後、事件報道直後の午後9時半前後でした。本紙記者はその事実を把握しないまま記事にしました。

 第2段落はまったく不要。
 知識不足から犯行示唆と思い込み、そう断定したのは毎日新聞で、「犯行示唆と受け取れる書きこみ」でもなんでもない。「大変なご迷惑をかけました」と書いてあると読者は「紛らわしい書きこみをおこなって迷惑をかけました」とわびていると思いこむだろうけど、実際は「毎日新聞が錯誤の記事を書いたおかげでwikipediaの利用者に迷惑をかけました」というおわびで、本来おわびするまでもないこと。そこをわざわざ引用するというのに悪意がある。
 そもそも犯人扱いして名指しして迷惑かけた人に対するおわびもまったくない。

 件の記事は東京と大阪の最終版にだけ掲載されたらしい。最終版にだけ掲載するというのは、他社に追随されたくない独自ネタ、スクープネタのことが多い。このネタもそうだったんだろうなぁ。