地元に密着し、地元に利益誘導するような政治から変わろうというんだから、地縁のない人が立候補するのになんの不思議もない。
そもそも国会議員の仕事は法律を作ることで、役人にプレッシャをかけて地元に金を持ってくることではない。さらにそもそも、国会議員はすべての国民の代表であって、選挙区の代表ではない。
地元に持ってくる金というのは税金とともに財政投融資もある。郵政が分割民営化されて財政投融資がなくなると地元に持ってくる金も減ってしまう。逆に言えば、分割民営化は選挙区への利益誘導型の政治から脱却のきっかけになるかもしれない。
ホリエモンのインターネット選挙運動に及び腰な態度にはちょっとがっかりしたけど、テレビに出るたびに「郵政問題の争点は財政投融資」と繰り返しているところは大きな影響を及ぼすかもしれない。