同部長によると、新たに加わるには「大都市で開かれる市民参加のマスレースで、エリート部門にレベルの高い選手が出場すること」が必要。東京都などが来年２月に３万人規模の「東京マラソン」開催を目指していることについて、同部長は「話は聞いている。もし実現すれば、われわれが求めているような大会になるだろう」と述べた。
マラソン：世界５都市の開催地がグランドスラム創設Mainichi-MSN、配信元は共同通信
つまり日本のマラソンは世界の基準からずれてしまっているということ。世界選手権も第2回大会までは適当にやりすごしていたのに、100mで世界記録が出たり(カール・ルイスだったか、ベン・ジョンソンだったか）、ワキウリがマラソンで優勝したりして、そのオリンピックに匹敵する重要性に気がつき、あわてたっていう失敗と同じ構造。オリンピック至上主義志向、国内スポンサー優先主義(=国内レース優先主義)、国際情勢への無感心。もちろん大規模市民マラソンは警察がいい顔しないという問題があるんだろうけど。
当然ながら、日本の大都市で開催されるエリートオンリーマラソンをバックアップしている新聞社はこのあたりに触れていない。
マラソンに「メジャーツアー」 総合優勝に賞金５０万ドル(asahi.com)
５大マラソンの成績を得点化、最高点勝者に５０万ドルYomiuri Online
産経新聞は少し毛色がかわっていて、つっこんだ記事が掲載されている。Good Job!
マラソン版グランドスラム創設 賞金高額化でレベル向上(Sankei Web)
