なんかすごい音が出ています

 どうもKENWOODのKFC-C162使用の塩ビパイプスピーカの音が気に入らないので、2日前の状態から少しいじってみた。まずユニット交換。音色的にはいちばん気に入っているユニット7F10をはめてみた。ううむ、悪くはないけど、期待していた太い低音は出ない。やはり7F10にそこまで求めるのは無理な注文か。次にW4-927SC。やっぱり悪くはないけど、インパクトもない。上下ストローダクト共鳴管(?)に比べたら低音が出てない。
 ふと、きまぐれ、思いつき、冗談半分で、仕切り板のパイプにつけた潜望鏡をはずして、おなじみのストロー詰めをやってみた。片チャネルだけで試してみると、おやなんかずいぶん低音が太くなったような気がする。両方やってみたら確かに違う。私のリファランス曲「Shake It Loose」(Eric Marienthal)もずいぶんと元気がいい。それではということで「今夜はブギーバック」。おや、ちゃんとぶ〜〜〜〜んが聞こえる。しかもいままで聞こえなかった別の低い音も聞こえる。おお、低いところまで出ているのかと感心して、こうなったら「Waltz for Debby」。ええ、耳を澄まさなくても「Some Other Time」の地下鉄の音が聞こえる。しかも今まで風の音みたいにしか聞こえなかったものが地下鉄の音に聞こえる。聞こえにくいといわれる2回めの地下鉄も確かに判別可能。
  ただ、まだ人の声とかよく聞きこんでいないので「低い音が出るだけのスピーカ」の可能性もあるけど。

 全景。パイプはVP100の25cm。

追記
 どきどきしながら報道ステーション。パイプスピーカーには天敵ともいえる古舘伊知郎の声もクリアに聞こえる。ほっとひと安心。
 底の植木鉢用の台をはずして1円玉2枚×4か所、つまり2mmだけ浮かせてみた。これも効果大。
 しかし、敷いている板、植木鉢用台、底の板、板をキャップに留めるボルトナット、内部の仕切り板とことごとくダイソー調達。