毎日新聞の検証にツッコミ入れてみる

 まず最初に。インデックスのページのtitleタグの中身が「毎日新聞社」だけなのは検索エンジン対策かいな?

内部調査の結果、問題のコラムは掲載の際にほとんどチェックを受けず、社内でも問題の大きさに気づかずにいたことがわかりました。

 編集とかいう概念がなかったのでしょうか。


また、今回のような配慮のないコラムが掲載され続けたのは、チェック体制の欠陥に加え、女性の視点がなかったことも一因という反省から、新たな編集長には女性を置くことにしました。

 女性の視点以前の問題で、どっちかというと論点ずらしのような気がする。


 担当記者は、ニュース翻訳の傍ら、1日1本のペースで「WaiWai」の記事(600語程度)を更新し、雑誌の選択も1人でした

 なぜかここはですます調。


 担当記者は日本語を理解するバイリンガル。政治ニュースから話題物まで、硬軟双方をこなせる翻訳能力の高さを周辺は評価していた。

 そういう人は記者とか編集者ではなく、翻訳者でしかないんじゃないの。


このため、紙面でもサイト上でも「雑誌記事の翻訳で、表現やその内容には責任を負いません。記事の正確さについても保証しません」との趣旨の断り書きを英文で載せていた。

 そういうのはジャーナリズムとは言わないんではないかな。


一方、著作権について、担当記者は知識も理解も十分ではなかった。

 「WaiWai」の執筆に加わった当初、ベテランの外国人ライターから「我々がやっている引用は許容範囲だ。単なる翻訳でなく、解説や説明も入れているから」と言われ、十分に検討しないまま大量の翻訳を繰り返していた。

 とは書いているけど、この「記者」のやっていることが著作権法上問題があったとはっきり断言する箇所がない。一連の騒ぎの中で、唯一明らかに法律に触れる部分だから、まっさきに検証すべき部分だと思う。

 大分合同新聞の口聞き疑惑、毎日新聞は飛びぬけて大きく扱っていたのは、この件があったからかとかうがってしまう。が、他の新聞社の扱いが小さすぎるような気もする。